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プレステ音源今昔物語

[2010年11月26日 18:47]

こんにちは、目黒です。
先週弊社サウンドスタッフの小塚が担当する
レコーディングにつきあった時に弾いたアコギに触発されて、
今日は出社前にエレアコを買ってきてしまいました。

IMG1126_acg.jpg

AVALONてメーカーの安いシリーズを中古で買いました。
音デカすぎて社内のブースでは弾けません...

さて今回はPSP版「ペルソナ2罪」に
収録されているリミックス版BGMについて。
リミックス版BGMとは、11/12のブログにも書かせていただきましたが、
オリジナルのMIDIデータを参照しつつ音色などを最新の楽器に差替えたり、
少々アレンジを加えたりしたもので、
PS版では技術的に難しかったことを実現したというイメージで作りました。

オリジナルのMIDIデータ云々と言われてもなかなかわかりづらいと思いますが、
簡単に言いますとPS版では100KB(!)の容量の中に
ピアノやベースやドラムなどの音色データを入れて
それをMIDIデータつまり楽譜データで自動演奏させる手法をとっています。
この楽譜データを参照にして音を奇麗にしたというイメージです。
PS版の100KBにどうやってピアノやらベースの音色を詰め込むのかというと、
例えばピアノの『ド』の音を0.5秒くらい録音して後半の0.3秒くらいをループさせるんです。
そうすると『ドーーー』と伸ばすことができるんですよね。
で、とりあえず『ド』だけあれば楽譜データでド、ミ、ソと弾いても
擬似的にちゃんとド、ミ、ソと音が出るんですね。
なぜ『ド』だけで『ミ』も『ソ』も出るのかというと
『ミ』の音は『ド』をちょっとだけ早回ししていて、
『ソ』は『ド』をもっと早回ししているんです。
レコードやカセットテープを早回ししてるのと同じ原理です。

こんな原理を利用しているのでどうしても音質は悪くなりますし、
歌や実際の楽器演奏のような生っぽい演奏を再現できないのです。

今回のPSP版ではPS版のような方法ではなく
普通のCDやiPodのように録音したデータをそのまま再生する方法にしました。
最近のゲームはほとんどこういった再生方法で、
弊社も5、6年前からほとんどこの方法です。
で、録音したデータをそのまま再生できるわけですから
PS版では『ド』だけしか録音できなかったところを
全て最新のシンセサイザーなどを使って、
楽譜データを参照しながら奇麗な音に差替えられたわけです。
特にギターなどは『ド』だけ録音して楽譜データでギターっぽくしようとしても
なかなか人が弾いたニュアンスが出にくいのですが、
今回はギターも生で弾き直しているので違いがハッキリわかると思います。

このギターの録音に関しては
去年からサウンドスタッフに加わった小西が担当しました。
実はこの小西、以前はペルソナ3、4でバトルバランスなど企画の仕事をしていました。
更にその昔は音楽の仕事をしていたのですが
弊社に入って企画からサウンドとなった面白い経歴を持った者です。
次回はその小西にBGMまわりについて語ってもらいます。
ちなみにPSP版「ペルソナ2罪」のバトルバランス調整も小西がやっています。

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